ゲーム好き主婦のひとりごと

気の向くままに、思い付くままに書いた独りよがりブログ

サバクトビバッタによる蝗害

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今年に入り、アフリカ東部の国々で「サバクトビバッタ」が

過去最大級の規模で発生し、作物を食い荒らすことによる、

深刻な食糧不足が懸念さているのは、ニュースなどで

みなさんもご存知だと思います。

 

私たちが普段よく見かけるトノサマバッタとは同じ科で、

分類的には近いので、トノサマバッタが極端な乾燥地帯に

棲んでいるイメージでよいと思います。

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実は、アジアのトノサマバッタも時々大発生して、

農作物に壊滅的な被害を与えて来ているのです。

 

日本では、開拓時代の北海道の事例がよく引用されます。

 

作物どころか、家屋の障子まで食い尽くしたと

言い伝えられるほど凄まじいものだったと言われています。

 

アフリカは人口増加と異常気象、紛争などによって

慢性的な食糧不足に陥っていますが、そこへサバクトビバッタ

被害が追い打ちをかけ、1300万人以上が深刻な食糧不足に

墜っています。

 

FAOは、今世紀最初の「蝗害(こうがい)」になる可能性があると

警戒しています。

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 サバクトビバッタの大発生の原因

 

サバクトビバッタの大発生地になったアラビア半島南部は、

イエメンの内戦などで調査や防除をする人の立ち入りが

困難でした。

 

アフリカ東部は不遇が重なりました。

 

2019年10月にソマリア北部やエチオピアで洪水が発生し、

12月にはサイクロンが直撃。

 

この時期は、通常ならバッタの餌となる植物が

枯れているところでしたが、大雨のせいで植物が枯れず、

バッタの繁殖が止まらなかったのです。

 

立て続けにサイクロンが起きたのは、気候変動の影響だと

言われています。

 

サバクトビバッタは、湿っている地中に産卵し卵が

吸水する必要があり、さらに温度が高い程発育が早まります。

 

気候変動によって、大雨が増えて気温が高くなれば、

バッタがより短期間で増える上、大群の発生の頻度が増えて

規模も大きくなる恐れがあります。

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   サバクトビバッタの特殊能力

 

サバクトビバッタは、アジア・アフリカの中東地域に

生息しています。

 

バッタの中では、比較的大型のバッタで、

オスの体長は40ミリ~50ミリでメスが

50ミリ~60ミリほどです。

 

日本でよく見られるトノサマバッタは100ミリほどあります。

 

サバクトビバッタの特徴は、個体の密度によって、行動、形態、

生理的特徴を変化させる「相異変」という

特殊能力をもっています。

 

普段は、「孤独相」と呼ばれる状態で、

密集せずにお互いを避け合う、大人しい性格です。

 

体色は緑や茶色で生活環境にカモフラージュしています。

 

しかし、個体数が増えて他の個体と接触する機会が増えると、

「郡生相」に変化します。

 

体色は黄色と黒色のまだら模様になり、次第に攻撃的になります。

 

同じサバクトビバッタですが、行動、形態、生理的特徴も

異なる個体になり、大群を作るようになります。

 

孤独相から、群生相になったサバクトビバッタは、

幼虫の時から群れます。

 

何かを引き金に、行動の変化が起こり、同時に体色など姿形が

変化します。

 

2007年、関西国際空港で開港直前の「第2期島」で

トノサマバッタが大発生し、調査の結果およそ4000万個体が

いることが分かりました。

 

大がかりな駆除が行われました。

 

その時の私達に馴染みのあるトノサマバッタは、

いつもの緑色ではなく、黒っぽい個体だったのです。

 

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バッタを駆除する新兵器ドローン

 

大発生を防ぐには、発生地域を常にモニタリングし、早めの対策、

駆除する予防的駆除が欠かせません。

 

今回は、例年にない大雨が立て続けに降った上、

予防駆除が困難な地域がバッタの生息地になってしまいました。

 

では、サバクトビバッタの駆除はどうするのか?

 

日本では、イナゴを佃煮にして食べる文化がありますが、

現地ではどうなのでしょうか?

 

現地でもバッタを捕まえて食べます。

しかし、効率よく採集できません。

殺虫剤を散布しているので、食べる事は難しくなります。

 

現在サバクトビバッタの対策は、殺虫剤の散布が一般的です。

 

FAO(国連食糧農業機関)の専門チームが、ドローンを使用して

追跡をして、情報収集や今後の予想をしながら、

被害国の政府が東アフリカサバクトビバッタ対策組織と連携して、

地上と空中から殺虫剤を散布します。

 

サバクトビバッタは、殺虫剤抵抗性が低く、

効果はてきめんのようです。

 

サバクトビバッタは、1日で150キロも移動すると言われ、

移動しながら増え続けたサバクトビバッタは、

3ヶ月で20倍、9ヶ月後には8000倍にもなると言われています。 

 

早急に制圧しなければ、アフリカだけではなく、

西アジアも要警戒と言われ、

国際社会全体で取り組む必要があります。

 

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サバクトビバッタの大発生の原因にも地球温暖化の影響が

色濃くありました。

 

小泉進次郎氏が気候変動サミットで石炭火力発電所

新設や増設が計画されていることを取り上げられ、

適切な回答ができず 、「セクシー」という言葉だけが

取り上げられました。

 

東日本大震災の後、原子力発電の怖さを目の当たりにした国民は、

原子力発電の代わりに、石炭火力発電所の新設や増設が

されていたのを知っていた人たちは、どれくらいいたのでしょうか?

 

その石炭火力発電が多くの二酸化炭素の排出することから

国際社会から批判されています。

 

また、原子力発電の再稼働も多く検討されています。

 

安く作れる電気と言われた原子力発電は、

今や一番コストの高い電気になっています。

 

電気は確かに安く作れるようにはなったのですが、

安全にかけるコストが、高くなったためです。

 

再生可能エネルギーへのシフトは行われるの?行われないのか?

経済産業省が掲げる「脱炭素化」は本当なのか?

 

日本は、地球温暖化に貢献していないと国際社会から

思われています。

 

汚名返上はできるのだろうか?・・・

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

       ゲーム好き主婦の

 

          ひとりごとでした・・・

 

 

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